自然素材系断熱材

新聞紙をリサイクルしてつくる木質繊維系断熱材

セルロースファイバー

安成工務店では、関係会社の株式会社 デコスが
製造・販売・施工するセルロースファイバー断熱材
「デコスファイバー」を全棟に標準採用しています。
セルロースファイバーとは、天然の木質繊維のこと。
なぜ天然繊維が優れているのか。
その秘密は、
自然がつくった小さな空気の胞にあります。

セルロースファイバーは、様々な太さの繊維が
絡み合い、空気の層をつくることはもちろん、
1本1本の繊維の中にも自然の空気胞が存在して
いるのです。この空気の存在がより一層熱や音を
伝えにくくします。さらに、木質繊維特有の
吸放湿性で適度な湿度を保ちます。

私たちの住む日本では、夏は湿度が高く、
冬は湿度が低く、そうした気候風土に適した
木の家づくりが発展してきました。
セルロースファイバーは、
新聞紙をリサイクルした木質由来の断熱材です。
そのため、同じ吸放湿性がある木造住宅建築と
非常に相性が良いのです。

安心の責任施工で確かな断熱性能を約束します。

デコスドライ工法

効果的な断熱施工には、「断熱材品質」と
「施工技術者の施工品質」の両方が欠かせません。
綿状のデコスファイバーを水や接着剤を一切使わず
乾式で吹き込むデコスドライ工法は、
手の届かない隅部の充填も可能。
マットボード状の断熱材施工とは異なり、断熱欠損が
なく、大切な家の断熱性能を最大限に発揮します。

デコス8つの効果と特徴

01

耐熱性

Insulating

暖かく、夏涼しい快適空間。
デコスドライ工法は綿状の断熱材を乾式で吹き込む充填工法。そのため、複雑な壁体内の形状にも対応し、隙間のない断熱施工が可能です。
だから、冬は室内の熱を逃がさず、夏は屋外からの熱の進入を防ぎます。また、温度差も少なく快適です。
省エネで経済的。
平成25年基準 住宅性能表示制度断熱等性能等級4に適合。住宅の基本性能となる断熱性を重視した家は、年間を通じて暖冷房費を大きく節約でき、住まい手にもご家庭の家計にも優しい家となります。

02

調湿性

Dew

湿度を調整し、快適な環境。
デコスファイバーは、天然木質繊維特有の吸放湿特性で、一年を通して壁内を適度な湿度にコントロールします。特に、梅雨時のジメジメ感や、夏のムシムシ感を緩和して、湿気のこもらない快適な室内環境が期待できます。結露対策に効果的。
結露は、カビ→ダニ→アレルギーやアトピーの原因となり、家具や衣服にも悪影響を及ぼします。
デコスドライ工法の完全施工性とデコスファイバーの持つ調湿性により、結露が発生しにくい家が出来上がり、家族の健康につながります。

03

吸音性

Sound

騒音を抑え、快適環境をつくる。
吸音性に優れたデコスファイバーは、日常生活の音や屋外からの騒音、室内からもれるプライベート音をやわらげます。また、音に悩まされずにぐっすり寝ることができる快適な寝室は、日頃の疲れを癒し、健康的な日常生活を送るための原点となります。
手軽にホームシアター。
吸音性に優れたデコスファイバーは、防音性能(=吸音+遮音+制振)の高い部屋が容易につくれます。
ご家族の要望に合わせ、シアタールームやホームエンターテイメントの場として多目的に、外部に気兼ねなく、時間帯にとらわれず活用できます。

04

安全性

Safety

デコスファイバーは、JIS A 9523 に基づき、高い品質基準で生産されています。火事に強い難燃性を持ち、有毒ガスを発生せず、万が一の場合、命を守る建材となります。
また、無垢の木同様にホルムアルデヒド発散建築材料規制対象外となっています。使用する薬剤は揮発せず、その毒性は食塩と同じ程度です。

05

健康性

Healthy

デコスドライ工法でキチンと断熱施工された家は、高い断熱性能を持っています。そのため、部屋間の温度差が小さくなり、冬場のトイレ・洗面脱衣室・お風呂などで起こるヒートショック対策として機能します。
また、カビ・ダニの発生原因となる壁体内結露を防ぐため、アトピーやぜんそく、アレルギーを未然に防ぎます。

06

省エネ
省CO2性

Energy-saving

デコスファイバーは、新聞紙をリサイクル、製造時のエネルギー消費量が極めて少ないCFP認定建築用断熱材として、省CO2性に最も優れた断熱材です。
環境性能による「イニシャルコスト」と、断熱性能による「ランニングコスト」の両面で「地球に優しい」優位性を持っています。

07

防カビ・防虫性

Antifungal

ホウ酸を添加し、JIS規定の防カビ性をクリア。
この効果により、高い防カビ性とさらに防虫性を持っています。ホウ酸は安心・安全で長持ちするシロアリ防蟻剤として注目されています。

08

建物の高耐久性

Endurance

断熱欠損の無いデコスドライ工法と、デコスファイバーの吸放湿特性が適度に湿度をコントロールします。結露を防ぎ、通気工法と合わせ構造材を乾いた状態に保つことで、シロアリの食害を受けにくくし、腐朽リスクも低減。その結果、建物の高寿命化に貢献します。

日本初。
株式会社デコスが建築用断熱材として
カーボンフットプリント(CFP)認証
エコリーフラベル取得

2011年11月11日、株式会社デコスは建築用断熱材として
日本で初めて
『デコスファイバー』へのカーボンフット
プリント(CFP)マーク使用許諾認定を、続けて、
2019年7月「 エコリーフ環境ラベル」を取得しました。

これは、『デコスファイバー』が他の断熱材と比較して、
製造時のCO2排出量が極めて低いことや、
「デコスドライ工法(乾式吹込み工法)」により完全に
躯体へ充填できる施工性の良さ、建物自体の
省エネルギー性を担保しやすいことから、
その省CO2性能を公的に証明するため
経済産業省のカーボンフットプリント(CFP)制度に
検証申請を行った結果によるものです。
また、エコリーフ環境ラベルでは、CFPの地球温暖化
以外に、新たに酸性化・富栄養化など多面的な
環境負荷を把握し公開しました。

今後、『デコスファイバー』にCFPマークを
表示することで、
建築用断熱材分野におけるカーボン
フットプリント制度普及の牽引役を担うとともに、
公共建築物等の木材利用促進や、今後採用が進む
CASBEEやLCCM住宅などを通じて、
低炭素社会に向けた建築業界でのCO2排出量削減や
環境に対する意識向上に、デコスドライ工法の
さらなる発展をつなげていく考えです。

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