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2023年4月4日(火)

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九州大学と木の家の健康を研究する会が、杉材の香りがもつ機能性について新しい研究結果を発表しました。

「九州大学と木の家の健康を研究する会が、杉材の香りがもつ機能性について新しい研究結果を発表しました。」

 
九州大学と当社が加盟する木の家の健康を研究する会による共同研究グループは、
スギ材の⾹り成分が、⼈の脳が視覚的な変化を検出する際の脳機能を⾼めることを、
脳波による神経⽣理学的実験によって世界で初めて明らかにしました。
 
この研究では、天然スギ材を内装材に⽤いた部屋と、⽊材と⾒た⽬を似せた⽊⽬調樹脂系建材を内装材とした部屋を⽤意し、
その中で被験者に数種類の単純な刺激画像を連続的に⾒せながら脳波を測定しました。
すると、画像の⾓度をわずかに変化させてまれに出現させた視覚刺激への被験者の脳内視覚野ニューロンによる変化への⾃動的な検出反応は、
スギ内装材の部屋に滞在しているときの⽅が⼤きく、⾒た⽬のわずかな違いに対する「気づき」によって起こる脳の⾃動的な反応を⾼めることが分かりました。
 
今回の発⾒により、⽊材の⾹りが知覚レベルで脳機能を変化させる⼀端が明らかになり、
⽊材から揮発する⾹りの脳科学的機能性解明の進展が期待されます。

 

九州大学の研究成果記事はこちら

 
本研究結果は、2023年3⽉30日12時30分(⽇本時間)にJournal of Wood Science 誌に掲載されました。
研究者メンバーの一員に安成社長のお名前も記載されております。

 

Journal of Wood Scienceの論文掲載はこちら

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